ども。たです。
相変わらず「Arial T シャツ」は見当たりませんw
そんなことはさておき、今日ネットサーフィン中に
とても面白い話を見つけました。
それがタイトルの「逆ネズミ算」ってやつです。
自分で勝手に名前つけたんで、ちょっとニュアンスとしては
おかしいかもしれませんが。。。 ^^;
どんな話かって言うと、
『我々には必ず父と母がいる。
その父にも母にもそれぞれ父と母がいる。
その両祖父や両祖母にもまた必ず父と母がいる。
こうしてたった 3 代遡っただけで自分のご先祖様は
合計8人もいることになる。
日本の場合は 1 世代平均 30 歳で子を残す。
その計算で 300 年遡ると 2 の 10 乗人
つまり 1024 人のご先祖様がいることになり
なんと鎌倉時代には 2 の 27 乗で
ご先祖様が 1 億人を突破する。
しかし日本の歴史研究家によると
鎌倉時代の日本の総人口は 1000 万人にも満たないという。
これはいったいどういうことなんだろう?
どこに数字のマジックや矛盾があるんだろう?』
と、こういう話。
ちなみに誤解のないように原文のまま引っ張って来てます。
こんなことを考えつく人ってのは、実はとても賢い人なんだと思います。
#偉そうにすみません m(_ _)m
ただ、ちょっと思い込みが強いのかなw
それとも、分かっててこういう質問の投げ方をしているのか?
後者だとしたら、自分なんて足元にも及ばないくらい聡明な方かと。。。
ちなみに、上記のように投げられた質問に対して、
『日本の場合は 1 世代平均 30 歳で子を残す。』という仮定
が適切ではなくて、例えば、ちょっと極端だけれども 30 歳 -> 60 歳と
変えれば、それだけで、鎌倉時代でも 2 の 13 乗から 14 乗となり
それは数字として、8184 ~ 16368 人程度なので、数字上も
矛盾を生じない、、、なんて感じの答えをしていた人がいましたが、
こんな答えで納得させられてはいけませんよー。
ってか、そもそもこの理論は簡単に破綻します。
100 歩譲って、世代交代が 60 年周期という仮定を認めるとしましょう。
そうなった時は、鎌倉時代までではなくて、いっそのこと紀元前程度まで
遡っちゃえば良いんです。そうなれば、その時代には自分のご先祖様が
1 億人超えしちゃってるんですからw
#ま、その頃の世界の人口がどんなもんか知らんので、
#一概に間違いだと切り捨てちゃいけないのかもしれませんが、
#でも、やっぱり直観的に考えて上記の理論はおかしい気がしませんか ^^;
こうなってくると、もう一つ仮定にまずそうな部分が見つかります。
何かって言うと、『鎌倉時代の日本の総人口が 1000 万人に満たない』って部分。
そもそも、日本なんて狭い箱庭の中で理論を閉じていることが問題なんでは?
というご意見。なるほど、それも一理あるんでしょうが、
これもこの設問に対しての根本的な解ではありません。
さて、この「逆ネズミ算のパラドックス」どこに矛盾があるかわかりますか?
解答は、ま、いつもの通り気が向いたらってことでw
…っていうのも、気持ち悪いと思うんで、一応ヒントを。
あなたに兄弟はいますか? ( ← いつも通り反転させてねw)
そんなこんなで。
では。
2 件のコメント:
これは簡単に分かる問題です。
まず、人によって子供を生む年齢は異なる。
つまり全員が一定の歳で生むと平均化する仮定がおかしいのです。
16歳でうむ人もいれば40歳でうむ人もいる。
そうなると時代をさかのぼるにつれて同じ代の先祖の生きている年代に開きが出ます。
そして人口とは同時に生きている人数の事であり、死んだ人は含みません。
もし何百年に渡り一斉に30歳の同じ日に子供を生めば
その時代の人口は数十億人にふくれあがるでしょう。
しかし、先祖の生きている時代がばらばらである以上、
別の人の先祖が生まれる時には他の人の先祖は死んでいるのです。
100人生まれても90人死ねば人口は10人です。
よって、同時代の同じ時期に全員が揃ってる事はありえないのです。
> 匿名さん
貴重なご意見ありがとうございます。
何より、こんな内容のブログを見て、いろいろと考え、
意見をしてくれたということがうれしいです。
まずは、この問いかけに関する、私の考えをご覧いただけますでしょうか。
http://arial-18pt.blogspot.com/2008/05/blog-post_18.html
さて、上記コメントが本気なのか、それとも私を試しているのかわからないのがネックですが、後者だと信じて話を展開していきます。
まず、結論から言うと、あなたは間違えています。
そもそも、この議論には「死」という概念自体ないのです。
というのも、寿命まで生きるだの、若くして死ぬだのしたとしても、ある人間がいる以上、その人には、男女両方の親がいるということしか考えていないからです。
どういうことかというと、ある子どもがいる限り、必ず、男女がそういう行為をしているはずで、その意味で、命を授かったその瞬間には、誰しも二親いるでしょ?ということです。
で、ある時代のある一人の人間に注目したとして、その人を一代、二代と遡っていけば、親は倍、倍となっていき、10 代遡る頃には、1024 人の先祖がおり、100 代遡ると 2^100 で、どんどん先祖がネズミ算的に増えていき、仕舞いには、その時代の人口を超えちゃうでしょう?と言っているのです。
つまり、世代交代にどれくらいの時間が必要かなんて全然本質的な議論ではなく、ただ何代遡ると、何時代なんてのがわかりやすくなるように、ただ "エイヤ" で 30 年と決めているだけなのです。
と、言っても、分からん人には分からんと思うので、匿名さんの議論を認めるとしましょう。
つまり、人が子どもを残す年齢はまちまちだということですよね?
そういう一般的な事象を考えるのは、場合分けが煩雑になるので、簡単化して考えると、そういう場合の答えは、極端な状態の間に答えがくるというのはご理解いただけますか?
つまり、16 歳~ 40 歳の間のどこかで、子どもを残すという場合、16 年ごとに世代交代する世界と、40 年ごとに世代交代する世界の間に必ず答えがあることになります。
これらの最小公倍数は 80 であり、80 年の間に、16 年ごとの世界は5 回世代交代が行われ、そのときの親の世代は 2^5 = 32 人です。
また、40 年ごとの世界は、2 回しか世代交代が行われないので、2^2 = 4 人です。
つまり、これらの混合世界は、80 年後、この間に答えがあるはずです。
簡単に確認してみましょうか?
16 年ごとの世界で、ある子ども 2 人に目をつけたとします。
この世界で 80 年、つまり 5 世代前の親の数は、2 × 32 = 64 です。
同様に、40 年後との世界では、2 × 2 = 4 となります。
では、混合世界の場合はどうでしょうか。
2 人の子どものうち、1 人は、16 年ごとに世代交代し、もう 1 人は、40 年ごとに世代交代をする家系と考えると、80 年前の親の世代の人工は 2 + 32 = 34 となります。
つまり、4 < 34 < 64 です。
こう考えると、40 代ごとに世代交代する場合が一番人口の増加が緩やかそうですね。
では、30 年ごとに世代交代としていた仮定を、40 代ごとに変えてみましょうか。
そうしたって 2000 年前には、2000/40 = 50 となり、2000 年前から今までで、50 代も世代交代していることがわかります。そのときの先祖の数は、2^50 で、これはとんでもない数です。
さて、これにはどう反論しますか?
もっとシンプルに考えてみてください。
自分の場合は、競馬が好きなので、それで例えます。
ここに、ナリタブライアン、ビワハヤヒデ、マヤノトップガンという 3 匹の馬がいたとします。
ナリタブライアンの父親は、ブライアンズタイムで、母親は、パシフィカスです。
同様に、ビワハヤヒデは、シャルード × パシフィカス。
マヤノトップガンは、ブライアンズタイム × アルプミープリーズ。
さて、親は何頭いますか?ブライアンズタイムとパシフィカスが重複しているので、4 頭ですよね。
でも、さっきの考えだと、3 頭の親はそれぞれに 2 頭いると考えて 3 × 2 = 6 になっちゃうんですよ。
これが、逆ネズミ算の詭弁のからくりです。
人に注目して議論することにより、先祖の重複というものを考えにくくさせているんです。
普通に自分の先祖を辿って行っても、自分が思い出せる範囲に、通常重複した先祖はいないですからね。
こんな感じですが、いかがですかね?
ご納得いただけますか???
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