ども。たです。
今日は、こんなタイトルで、「色」について考えたいと思います。
さてさて、色ってどうして認識できるかご存じでしょうか?
例えば、テレビなりパソコンのディスプレイは、素子自体が発光
しており、RGB (Red・Green・Blue) の色の組み合わせで
あらゆる色を作り出していることは、有名だと思います。
では、自然界にあるもの、例えば葉っぱの緑色などは
どのようなしくみで認識できているのでしょうか?
まずは、テレビなどと違って、葉っぱ自体が緑色に
光っているわけではない、ということは誰もが認める
ところだと思います。
暗闇では葉っぱは見えない。これこそが、葉っぱ自身
が光っているわけではないということの証明になります。
では、葉っぱの緑色はどこから来ているのか?
それを考える前に、太陽の光について簡単に扱います。
太陽は、目に見えるものから見えないものまで、
非常に幅広い帯域の電磁波を放出しており、
人の目に見える色全部を足すと真っ白になります。
ちょっと話がそれますが、回路中の熱雑音などは、
あらゆる周波数帯に同程度のパワーを持っており、
その意味で「白色雑音」なんて呼ばれたりします。
で、光における色の合成は、基本絵の具のそれと
同じで、色同士を混ぜ合わせて作るのですが、
絵の具と違って、全色混ぜると白で、何も色が
ないと黒となります。
#絵の具だと、全色混ぜると黒、白は他の色
#から作り出すことは不可能ですよね。
また、世の中の物質には、すべからく相性の良い
周波数というか、吸収可能な周波数と不可能な
周波数があります。
例えば、生命活動の営みによって排出される
二酸化炭素は、赤外線領域の周波数を吸収するので、
温暖効果ガスと呼ばれるわけです。
#一応、二酸化炭素と地球温暖化の因果関係は
#完全には証明されていないらしいですが ^^;
その吸収できない周波数が可視領域にある場合、
その物質は、その色を吸収できずに反射させるので、
その色を人間は観測することになります。
つまり、こういうこと。
葉っぱの緑色は、葉っぱという物質自体が、
緑色の光以外を吸収し、緑色だけを反射しているので、
人の目には緑色に見えるわけです。
その意味で、緑色のペンってのは、どんな環境に
おいても緑色に見えるわけではないと分かります。
何より、光のない暗闇では見えないし、何か光源
があっても、それが緑色という要素を持っていなければ、
絶対に緑色には見えないのです。
試したことはないですが、トンネルを照らすナトリウム
ランプのような単色光の下では、緑色に見えない
はずです。
#ハズなんです ^^;
スキーやスノボをする人が、雪目など夏以上に紫外線
を気にするのは、雪の白色が関係しています。
先に述べたように、白という色は、可視領域全般
のみならず、紫外線も反射するので、そういうことに
なるわけです。
直射日光のみならず、雪からの反射もあるので、
言わば、二重にも三重にも紫外線を浴びてしまう
状況にあるということですね。
以上、今日は光と色の関係についてでした。
そんなこんなで。
では。
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