2008年6月7日土曜日

その信頼が胸に痛いw

ども。たです。

自分で言うのも何ですが、基本的に理解力は優れている方
だと自負しておりますw
#自分で言っちゃったw

足が速いというような身体的瞬発力と同じように、個人的には、
精神的瞬発力ってのもあるんだと思っていまつ (・ω・)

今のプロジェクトが立ち上がって、初期の頃に、毎日のように
朝勉強会をしていたのですが、そこでの議題はたいてい
Pj リーダが見つけてきた論文の回路のことだったりで、
それが毎日毎日、しかも 3 つも 4 つも持ってくるので、
全部なんて検討していられるわけありません。

なので、自分の仕事を少しでも減らすために、勉強会の場で
紹介される回路は、8 割がたそこで自分がつぶしてましたw
#回路図を見る限り、電流はこう流れて、こういう動作をするから、
#今回のコンセプトには向いていない、、、とか。


自分は典型的な右脳型人間なんですが、たまに、左脳が
追いつけないくらいの勢いで、画像的イメージが先行して行って
結論にたどり着いているときがあります。
その後で、後付け的に結論と右脳が映し出した映像を思い浮かべながら
左脳が言語的な説明に置き換えるんで、人に説明するときは、
後者の言語置き換えバージョンを使う、、、みたいな。
#まぁ、そういう風に神がかっている時はたいてい、過去の経験の
#断片を組み合わせているだけのときが多いんですけど。。。 ^^;

また、人の話を聞くときの自分の癖として、その人のゴールは
どこにあるのかを軽く考えながら聞く癖があります。
こういう論理の組み立てなら、こういう結論かなー、みたいな感じで。
ま、でも人の心なんてそう簡単に読めるわけではないので、
結構外しますが、ハマったときはすごいです。

前に、週一度の上司への進捗報告会で、他の人の説明に
関して自分がした突っ込みが、その人の導き出した結論だった、、、
なんてことがあって、その時は、自分の右脳が導いた端的な
突っ込みでは、誰も理解をしてくれなくて、それを左脳で
噛み砕いた表現に落とし込んで、説明したら、みんな理解してくれて、
「なるほど、言いたいことはわかった。で、結局そうなの?」
なんて、その説明者に上司が振ったところ、
「えぇ、それで、次のスライドなんですけど。。。」
って、めくられたスライドが、まんま自分の言ったことだった、、、
なんてことがありますた。

これには、自分も含め、みんなでビックリw
お前はエスパーか!ってw

こんなことがあったんで、最近は、チーム MTG でも、
誰かの発言が的を射ていないと、
「オイ、どういうことか翻訳してくれよ。」みたいな感じで、
自分に降ってくることがあったり、なかったりw

また、そういう話の聞き方をしているんで、付き合いが
そこそこ長くなってくると、人それぞれの頭の中での
論理構造がなんとなくわかるんで、自分の話を理解して
もらえるように、人ごとに出すデータ、および説明を
変えたりもしています。

基本今のシステムだと、上司への情報インプットは週一回、
一人あたり 30 分程度の持ち時間なんですが、そこで、
一週間の成果を全部理解してもらうのは、ほとんど不可能
だと思っているので、自分は、その時間内で理解してもらえる
内容か、そうじゃないかで判断して、後者であった場合は、
業務アラームでない限りは、割愛して報告するように
しているんですが、ついこの間、2 時間くらいの持ち時間で
計 2 回くらい、自分の設計回路について説明する機会があり、
全ての説明を終えた後に、
  「なるほど。今回の説明で本当に良く分かった。
   いつもの説明も、お前説明上手いから、分かった気には
   なるんだけど、後で考えてみると『アレッ』ってことが、
   多かったから、本当に助かった。」
なんて、言われるんで、
  「あの時間で、全てをインプットできるなんて思っていないんで、
   複雑な事情は、重大事項以外は、全部自分判断で割愛
   してますからね。」
って、返しておきました。

そういう感じで、Pj リーダの持ってきた回路にダメだしする際も、
その人の理解しやすい言語で突っ込んでいたためか、いつの間にか
自分の実力以上の信頼を得てしまっていたらしく、数日前に、
他のチームの業務が火を吹いた際に、課員総動員で、原因究明
に当たっていたのですが、うちの Pj リーダが疑っていた回路が
自分の解析では間違いなくシロで、
  「そこは問題ないですよ。だって、こうでそうで、こうでしょ?」
なんて言ったところ、あまりに直観的過ぎたのか、理解はして
もらえなかったみたいだったんですが、『どういうこと?』なんて
切り返されるわけでもなく、
  「ちょっと自分で考えてみて良い?」
というので、
  「どうぞ。間違いなくシロですから。」
とだけ告げて、その日 (金曜日) は帰ったんですが、週が明けて
会社に行ってみたところ、我らがリーダが問題点をハケーンしたらしく、
英雄扱い。

で、後日見つけてくれてありがとう的な献上物が献上されて
おったんですが、そのおすそ分けを頂いた際に、
  「お手伝いいただいてありがとうございます。」
なんて、おっしゃるので、
  「いや、僕は何にもしてないですよ。」
と返したところ、
  「君が、そこは確実にシロだと言ってくれたから、
   そういう目でその回路をチェックできて、
   自分でも確かにシロだと確認できたから、
   その後、違う回路に集中できて、間違いを
   見つけることができた。」
なんて、嬉しい事を言っていただきましたw

なんでも、自分が絶対シロだなんて言ったもんで、
本当にシロかどうか、に重点を置いてチェックしたから、
シロだと気付けたけど、あのまま限りなくクロに近い灰色
だと思い込んで回路を見ていたら、シロいものもシロく
見えていなかったはずとのこと。
#う~ん。その信頼が胸に痛い。。。
#キホン テキトーナ ニンゲン ナノニ…


また、他に精神的瞬発力を発揮した場面としては、
まだ大学の学生だったころ、自分の後輩の卒論発表練習
を研究室のメンバでやっていた時に、自分は用事があって、
少し遅れて行ったんですが、自分が着いた時には、すでに
発表自体は終わっていて、質疑応答の練習中で、着いて
すぐに資料を確認して、数分のうちに浮かんだ質問を口に
した瞬間、その場の空気が変な感じになったんで、
  「えっ、既に誰か同じ質問してた?」
なんて、聞いてみたところ、
  「いえ。参加して数分で、今までで一番厳しい質問を
   ぶつけてくるもんだから。。。」
みたいなこともあったり。

で、自分が卒業するときの追いコンで、自分たちの研究分野
とは全く違う方向に就職を決めた後輩と、少し真面目モード
で話をしたんですが、そこで、二人とも就職を決めた動機は
近かったことが判明w

うちの研究室には、回路的な分野において、自分の一個上と
さらに一個上に、自分じゃどうあがいても追いつけないくらいの
スーパードクターが居たんですが、自分がマスターからドクター
へ進学しても、その二人には、研究分野において、永久に
勝てる気はしない。。。だから、自分は製品を作って、世に
送り出すということに喜びを見出すために就職するんだ、、、
なんて、自分が言ってみたところ、その後輩は、自分も似たような
理由で、あの二人を見ていると、自分にはとことんこの仕事は
合っていないというか、向いていないと思ったから、悩みはしたけど、
全然違う職種を選んだんだ、とか。

で、自分は卒業なんで、一応最後に持ち上げるように、
自分から見れば、あんたも十分凄いと思っている、なんて
言ってもらって、その日はとても気持ちよく家路に着いたのを
覚えていますw

無駄に長文失礼!

そんなこんなで。
では。

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