ども。たです。
電機業界が厳しい厳しいと言い続けて早ひと月。
この不況への対応策が各社違っていてなかなかに面白い。
うちの場合は、リストラに活路を見出すようだが、
会社によっては、ワークシェアリングに活路を見出し、
週休 3 日にし、その分給与 20% 程度カットとかいう
方法をとっているところもある模様。
1/25 日に週休 3 日論を自分でも書きはしたが、
まさかそんな案を採用する企業はないと思っていた。
が、公言こそされていないものの、実際にあったようだ。
株主第一主義を唱える企業が多い中で、この英断には
個人的に好感がもてる。
ま、少なくとも市場の反応はネガティブだろうが、
消費者の反応は、きっとポジティブだろうと判断されるだけに、
公表しても良い気はするのだが、これ以上株価を下げる
わけにはいかん、、、ということなのだろうか。
風の噂で聞いて、すぐにそこに勤めている友人に
訊いてしまったw
た:「ねぇ。そっちは週休 4 日制ってホント?」
友人:「3 日だからw」
た:「ふ~ん。じゃ、その分給料は 20% 程度カットなの?」
友人:「そだね。」
って感じ。
で、個人的な意見だが、うらやましい。。。
実動が減った分、給与はカットされるが、それでも
実家暮らしの身分としては、十分な金銭は得られる。
その上、増えた休みは、何かしら自分のキャリアアップに
使えると考えれば、こんなにエキサイティングなことはない。
富士通などは、一部業務に関して、同様のワークシェアリング
を導入し、給与がカットされる分、社員に副業を許可する
という話になっており、そういう社員を家電量販店が
アルバイトとして受け入れるという話も出て来ている。
量販店でのアルバイトは、通常のアルバイトと同じ水準の
時給しかもらえないようなので、日給としては、シェア導入前の
0.5 ~ 0.8 倍になってしまうが、メーカの身としては、
自分たちで作った製品を買ってもらえるということや、
直接接客することにより、消費者が何を求めているのか
直に聞けるというメリットがある。
こういう不況時だからこそ、実際に消費者の声を
沢山聞く、しかも直接、というような綿密なマーケティング
には大いに意味があると思う。
2009 年今現在、1 人の雇用を維持するのには、
給料、社会保障の分担金など全部込みで、平均 1000 万円
のコストがかかると聞いたことがある。
つまり、N 産で言えば、2 万人のリストラによって、
2000 億円のコスト削減効果があることになり、
これは当期損益の 75% に当たる。
と、同様に、週休 3 日にして、1 人当たりの給与を
20% カットできれば、1 人につき、200 万円のコストがカットとなる。
つまり、10 万人規模の企業であれば、ワークシェアリングによって
同様のコストカットが望めるわけである。
得られる効果は同じ。。。
だが、いつ切られるか分からない会社と、なんとか雇用を維持しよう
してくれる会社。
社員としても、企業を選ぶ学生の身からしても、
どちらに勤めたいかは、明確だよな。
ま、リストラを選んだ企業ってのも、たいていは、退職金水増しによる
希望退職を募っている点から、切られるという表現は正しくない
のかもしれないが。。。
そんなこんなで。
では。
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