2009年1月24日土曜日

ワークシェアリングという考え方

ども。たです。

サブプライムローンの破綻に始まり、
米大手証券会社リーマンブラザーズの倒産から
より深刻さを増した世界同時不況の中にあって、
製造業経営は窮地に立たされている。

その中にあって、各社ともに経営の効率化だけでは
いかんともしがたい出費を削るために、人員整理、
すなわち、リストラを始めるとかいう話が
連日紙面を賑わせている。

その最たる例が、少し前に問題となった派遣切りであり、
それに関しては、まぁ、いろいろ議論の分かれる
ところであると思う。

個人的には、少し厳しいかもしれないが、自業自得
であると思う。
また、個人的には、その人たちにこう問いたい、

「正社員と同等かそれ以上のコストがかかるあなた達を
 雇い続ける企業側のメリットとは何ですか?」

と。もちろん、これは暗に、あなたはそれだけの労働力を
提供できているのですか?という皮肉も込めてのこと。

何のこと?と一瞬戸惑われる方もいるかもしれないが、
派遣を雇うコストはそんなに安くない。
そうであるにも関わらず派遣を雇うのには当然理由があり、
それが、今回のような降ってわいた不況に対して
人員の過剰が招く無駄なコストを縛りなく解消できる点であり、
その意味で各企業の取った行動は、経営上限りなく正しい。

正社員を切るのは、法制上かなり難しいのである。
希望退職を募るにしても、退職金の水増しなど、
やはり瞬間的なコスト増は否めない。
しかも、それが不況時に必要となるのだから、ダブルパンチだ。
それなら、好況時に保険料として、コスト上安くない派遣を
雇おうというのも頷ける。

ちなみに、ここにおいて、
「私は、正社員と同じ仕事を、社員以上にこなしてきた。」
というのは、全くあさっての方向を向いた反論である。

同じ仕事しかできないのなら、仕事が減る不況時において、
派遣を雇う理由はない。同じ仕事ができる正社員がいるなら、
多少能力的に劣ろうとも、正社員を使うのが、普通だろう。

そもそも、派遣を切ったのは、企業ではなく、派遣会社である。
企業側は、派遣の契約を打ち切っただけであり、
それは契約上認められていることである。
#そうでなければ、訴訟が後を絶っていないはずである。

派遣会社は、好況時に、人を派遣するということで、
相当甘い汁を吸ったにも関わらず、不況になったとたん
突然そっぽを向いたのだ。

ちなみに、この派遣切りに関しては、もうひとつ面白い話がある。
それは、年末年始に設営された派遣村の話である。
そこを報道で見るたびに、女性の数が少ない気がしていた。
派遣労働者の男女比を詳しくは知らないが、職業的な
性格を考えるに、同等か、女性の方が多い気がしないでもない。

しかしながら、派遣村報道ではあまり見ない。

これはどういうことか?
個人的には、女性の方が現実主義的な部分があるので、
こういう不況にあるなら、自分の希望は二の次にして、
今ある仕事をやっていこう、、、という人が多いのかな?
という気はしているが、これに関しては、メディアが
意図的にそういう報道をしているだけであるという話もあり、
事実の程は定かではない。

男の方がこういう部分は選り好みしちゃうよね ^^;
ま、家族を養うとか考えると、しょうがないのかもしれんが。。。
#ちなみに、この派遣村。本当に、派遣として切られた人
#しか居なかったのか?な~んて話もあるようでw

以上は前置きで、本題がタイトルの「ワークシェアリング」
ってやつだったのだが、なんか長くなったので、
明日に回そうと思うw

そんなこんなで。
では。

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