ども。たです。
さて、昨日のネタふりを受けての本題へ行きたいと思います。
現状のような環境の中にあって、最近思うのは、
やはり、90 年代のバブル崩壊後を生き抜いてきた世代は強い
ということである。
今のように、潤沢な内部留保もない中で、あの不況を乗り切った
のだから、それも頷ける。
自分たちの職場では、それが丁度、課長の世代にあたる。
そのかちょ様の教えは、
「こういう不況下にあっては、最も商売になる分野に
リソースを集中させ、嵐が過ぎるのを待つ。」
的な感じ。
うちの課的には、何とか人を切らずにやって行けそうだが、
今までのような残業代を計上していたのでは、いつメスが
入るかわからんので、そうやって、一番商売になる分野に
リソースを集中させ、一人の仕事量を減らし、残業を
なるべく減らす、、、ということのようだ。
これがワークシェアリングの基本的な考えなのだと思う。
さて、昨日、派遣の人が切られるのは、しょうがないと
個人的には思うという話を書きはしたが、それって実は、
製造業的には上手くない。
というのも、消費がなければ、製造業なんて売り上げが
上がらないからだ。
収入がないのに、生活の安定がないのに、どうして
テレビであったり、パソコンのようなお世辞にも生活必需品
とは言い難いものを買えるだろうか。
そう考えると、どんな事情があろうとも、一応働く気持ちの
ある人は、なんとか雇っていくのが正しいような気もする。
しかし、仕事はそんなにないというのが現状だろう。
ならば、1 人の作業量をさらに減らしてしまえばどうだろうか?
と思うのだ。
具体的には、週休 3 日制とかにして、その分一人の給料は、
実動 5 日 -> 4 日なので、4/5 とする。そうすれば、4 人につき、
1 人の再雇用が可能となる。
従業員 10000 人の企業で 2500 人分の新しい雇用が
生み出せる計算になるのだ。
これによる経済効果は、雇用不安の解消だけに留まらない。
というのも、自分の周りには、結構、社会人になって、
お金はそこそこ入ってくるものの、あまり使う時間がない、
という人がいるからだ。
週休 2 日では、最低 1 日は家でじっと休みたいとか
考えると、何かするには短すぎる。
しかし、週末の休みが 3 日あったならば、そういう人たちは、
「じゃあ、ちょっと旅行に行こうか?」とか、消費にも積極的に
なる気がするのである。
しかも、そういう人ってのは、この不況下にあっても、
仕事の中核を担うような人ばかりなので、人が減ることによって
負荷は増える一方であると予想される。
つまり、そういう人には、よりいっそう富が集まるものの、
使うだけの暇がない。また、仕事のない人々は、
生活必需品への費用をねん出するのに精いっぱいで、
消費は一向に伸びず、企業の売上も伸びない。
その先に待っているのは、悪循環な社会そのものではなかろうか。
つまり、消費が伸びないので、雇用も伸びない。
雇用不安から、人々が必需品以外のものを買い控える。
結果、企業の収益は上がらず、やはり新しい人を雇う余裕がない。
といった感じで。。。
ま、もちろん、円高である以上、輸入業種はかなり
潤っている気もするので、世の中全てが不況だという
前提が間違えているとは思う。
しかし、こんな打開策があっても良いのではなかろうか?
とも思うわけである。
どこかの経営者の英断を期待したいね。
ま、ここまで極端なのは絶対に採用されないだろうけどさw
#だいいち、この不況が落ち着いた後に、どうやって、
#この歪んだ雇用を立て直すのか、、、ってのが難しいよね ^^;
そんなこんなで。
では。
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