2010年10月16日土曜日

カイジ 人生逆転ゲーム

を観た。
#日テレで昨夜やってたやつをw

原作の大ファンだから、そりゃもう楽しみにしながら。

結論から行くと、こいつはダメ。全然ダメ。
カイジという作品の魅力の半分も表現できていない。

通常、この手の漫画原作という作品においては、
キャスト陣に不満を持つことが多いと思うのだが、
その点に関しては、大した不満も感じなかった。

藤原竜也は見事に伊藤カイジを演じきっていたし、
石田のおっさんやバニ会長なんかも
原作そのものって感じだった。

しかしながら、脚本がイケてない。
内容的には、限定ジャンケン、超高層ビル鉄骨渡り、
E カード、地下チンチロ、沼パチンコと、全 24 巻
に渡る単行本をわずか 2h で表現しているのだが、
そのせいか細部が荒いというか、雑すぎる。

そもそも地下チンチロは出てきてすらいないし、
パチンコにしたって、関係がありそうなのは、
石田の娘がパチンコ屋でバイトしてるって位w

どうせこんな荒い作りにするくらいなら、
内容をもっと限定すべきだったのではないだろうか。
エスポワールでの限定ジャンケンだけでも
十分 2h は引っ張れるし、あんな適当な作りに
するくらいなら、もっとあのゲーム自体の
奥深さを出すべきだったろう。

船井に騙されたと思ったら、次の瞬間
カードシャッフル???

なんだこの論理の飛躍は?

なぜ、たった 30 分の戦いでカードを
シャッフルする必要が?

カードシャッフルは、限定ジャンケンも中盤戦に
さしかかり、カイジ達のグーカード買い占めと、
ジャンケン参加者の、自分の今までの戦いも
監視されていて、自分の手持ちカードが悟られて
いるかもしれない、、、という疑心暗鬼状態から
場がこうちゃくして、初めて必然性の出てくるもの。

それを何の脈絡もなく、突然シャッフル、
そこである意味この作品は見限ったw

とりあえず、最後まで見はしたが、ペリカの説明なし、
大槻班長の給料ピンハネ工作の説明なし、、、
酷いひどすぎる。

ひょっとしたら、映画版を TV の尺に収めるために
編集されていたのかもしれないが、そうだとしたら、
日テレの編集さんはマジ残念な方に違いない。

なんだか第 2 段の制作も決定しているらしいが、
このクオリティなら、見る価値はないな。
せめてもう少しあの心理描写をどう表現するか
考えてもらいたい。

まだまだあるけど、もう面倒だから良いやw

映画版を見て、カイジおもしれ~って思えた人には、
是非原作を見てもらいたい。
映画の万倍面白いから。

そんなこんなで。
では。

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