2009年3月28日土曜日

初心者のための株式投資講座①

ども。たです。

さぁ、というワケで、一昨日の予告通り行きたいと思います。
と言いつつもたいした情報なんてないので、こんなアホでも
踏み込めちゃう世界なのかー、くらいのテンションで
見てくれれば良いっすw

まずは、基本的に株式投資ってやつは、『Zero Sum Game』
と言われます。仕組みを考えてみれば、理解は容易だと思いますが、
あなたが 50 円の利益を得たとしたら、同じように誰か
一人、ないしは複数人がトータル 50 円となるような損失を
出しているってことです。

つまりは、見知らぬ誰かと「知恵比べ」ないしは、
場合によっては、「チキンレース」を繰り広げている
ことになります。なので、そういう勝負が自分に
向いているかどうかしっかりと判断する必要があります。

ただ、そういう意味で考えると、今はこれ以上ない
条件が整っているとも言える。というのも、直近の
日経平均の高値が今の倍程度あったためである。

つまり、もうすでに、国内で株式投資に回っていた資産は
半分程度に目減りしている。株式投資というものが、
本当に「Zero Sum Game」ならば、今後戻すはずなのだ。

個人的には、こんな絶好な場はないと判断し、
昨年末に参戦に至った。

前置きが長くなった。
さて、ではどうすれば、株式投資というものは始められるのか?
#って、そんなこと、ちょっと調べりゃどこにでも載ってるわなw

まー、でも順序ってものがあるんで、ご了承くださいな。

まずは、自分がお世話になる証券会社を決めないといけません。
通常、口座を作るのは無料なので、気になったところは
片っ端から作ってしまっても構わないと思います。
それで、講座ができたら、試しにログインしてみて、
使い勝手を調べ、どこが一番自分に向いているか、
考えてみれば良いと思います。

自分の場合は、資金の移動が楽ということと、
会社の給与振込口座が三井住友銀行 (SMBC) であるという
関係で、最初に SMBC フレンド証券に口座を作りました。
で、しばらくそこで取引をしていましたが、いろいろと
手数料を比較した結果、SBI (SoftBank Investment)
が最もリーズナブルだという理由で、今は後者をメインに利用。

他に有名なところとしては、「松井証券」などがある。
会社ごとにツールのくせもあれば、1 社としか契約していないと
重要なときにシステムダウンなどで取引きできなかった、、、
なんてことも考えうるので、やはり複数の契約をお勧めする。

さて、証券会社を決めたら、次は契約の内容を決める必要があり、
多分悩むのは、「普通口座」or「特定口座」、
さらに特定口座を選んだ場合「源泉徴収あり」or「源泉徴収なし」
どちらにするか、、、程度だと思われる。

それぞれについて説明しておくと、まず前者については、
・普通口座:証券会社はお金を預かってくれるのみ。
       株取引などによる収益の計算は自分で行う。
・特定口座:株取引などによる収益を証券会社が計算してくれる。
となる。

まぁ、ここに関しては、余程のことがない限り、「特定口座」
としておいて問題ないだろう。

そして、後者が、
・源泉徴収あり:1 回の取引きごとに税金を計算して引いてくれる。
・源泉徴収なし:税金は一切引かれない。要確定申告。
となっている。

両者ともに一長一短なのだが、「源泉徴収あり」でも、
損失を出したような場合は、結局確定申告をするハメになったり、
控除の範囲内でも税金がかかる。

つまり、ある取引きでもって、10 万の利益を得たとして、
その場合は、その儲けに対して税金を徴収されるのに対し、
次の取引で 10 万の損失を出しても、前に徴収された
税金は返ってこない。もし、そのまま年内の取引きを
終えたとして、トータルの収益は±0 なのに、
10 万儲けたときの税金は徴収済みなので、
それを取り戻すためには、確定申告をする必要がある、、、
ということ。
#これは個人の理解なので、間違いかも。。。

また、サラリーマンであれば、20 万以下のその他収入
に関しては、控除があるため、給与以外の収入が
20 万以内なら、税金はかからないのだが、
「源泉徴収あり」であれば、その人が年間いくら利益を
だすか分からないため、1 回 1 回の取引きに税金がかかり、
トータルの利益が 20 万以内だった場合にも、結局
確定申告が必要となる。

一方、「源泉徴収なし」の場合は、年間の利益が
トータルで 20 万以下だった場合は、確定申告が要らない。

源泉徴収に関してまとめると、

・源泉徴収あり:税金の徴収され過ぎを防ぐためには、結局確定申告必要。
          20 万以下の利益でも何もしなければ、税金を徴収される。
・源泉徴収なし:どういう取引き履歴であっても、基本確定申告が必要。
          ただし、20 万以下の利益だった場合は、確定申告の必要なし。
となる。

要するに、ある基準値以上の利益をあげた場合に確定申告が
必要となるのが、「源泉徴収なし」で、その基準に満たなかった
ときにのみ確定申告をした方が良いのが「源泉徴収あり」となる。

まぁ、個人の好みで決めれば良いが、自分は、
「特定口座・源泉徴収なし」としている。
また、複数の証券会社で取引きをする場合も、
どちらにせよ確定申告は必要となるはずなので、
それにも依存するかな。

ちなみに、収益がマイナスだった場合は、どちらを選んでも
確定申告はいらないですが、「源泉徴収なし」の場合、
翌年に前年のマイナス分の控除が得られなくなります。

自分の場合、昨年は 7 万程度のマイナスだったが、
特許収入などが約 4 万程度あったため、今年 3 万の控除を
もらっても、、、という感じなので、確定申告は行っていない。

また、今は e-Tax などで確定申告もだいぶ楽になっている
らしいので、そもそもそんなに確定申告を嫌がる必要が
ないかもしれない。
#ぢゃあ、しとけよ!って話ですよねw

その他は、淡々と事実を記述するだけなので、
特に悩む項目はないはずです。

ってことで、「初心者のための株式投資講座①」
『証券口座の作り方』でした。

そんなこんなで。
では。

2 件のコメント:

ピロシキ さんのコメント...

 た様。
 いつもこっそりと読ませていただいております。
 さて、e-taxですが、ピアノも弾けちゃう女優さんが宣伝していて、確定申告の時期になるとタレントが税務署かなんかに行って、「私でも簡単に出来る」なんて言ったりしていますが、実情はどうか、経験者として書かせてもらいます。

 まず、e-taxに必要なものとして、「電子証明書」というものがある。これは市町村で発行される。
 私の市町村の例だと、市民課窓口で住民基本台帳カードを作り、それに電子証明書機能を持たせる申請をする必要がある。
 住民基本台帳カードを作るのに500円、電子証明書機能を持たせる申請に500円の計1k円也がかかる。

 それだけではe-taxは利用させていただけない。読み取り機が必要になる。
 この読み取り気が曲者で、我がPCに初期装備されているFelicaはこの電子証明書の読み取りに対応していない。
 電子証明書に対応した読み取り機が必要となる。私の場合、期日の関係ですぐに手に入れる必要があり、ヤマダ電機に買いに行ったものの在庫が無く、ノジマに行ってやっと手に入ったという代物。
 ちなみにSHARPの接触型ICカードリーダライタで3k円也。

 結局、e-taxで申請すると5k円の特別控除が受けられるのだが、初期投資の額を回収するに過ぎない感じです。

 それでは。

KenTa さんのコメント...

> ピロシキ

 相変わらず的確な突っ込み・フォローありがとう。

 電子証明書が必要なのは知っていたのだけど、通常の Felica ポートが使えないことや 5k 円の控除が得られることは知らなかった。

 個人的に e-Tax が良いなぁ、と思った所に添付資料がいらないという点があったのだけど、それでもそんなにプラスにはならなそうな感じなのかな。

ではでは。