2010年8月21日土曜日

日本学術会議の妄言。

ども。たです。

今日は、メジャーやっとらんので、
『メジャー、、、なう。』ではありませんw

タイトル通り、日本学術会議が最近してた
妄言について。

就活について、大卒後 3 年は新卒扱いを。
というものなのですが、マジ使えねぇ進言乙w

伊達に予算 4 億近くもらって、たかだか 69 本
の提言しかできねぇだけはあるなw
#平成 20 年度実績。1 本あたり、552 万円
#もかかっている計算www

ちなみに、問題視しているのは、
さて、これから専門分野の勉強が始まる、、、
という大学 3 回生から就職活動が始まってしまい、
しかも昨今の就職難も相まって就職活動が
長期化するもんで、全然勉強に打ち込めない。

というのが主なところであろう。

しかし、そうであるなら、在学中の就職活動を
禁止すべきで、既卒者を新卒扱いするという
ことではないはずだ。

ま、実際は、今だって、10 月までは内定
だしちゃダメなんて決まり (紳士協定レベル?)
があるにも関わらず、内々定なんてもので
有名無実化しているのも事実なので、
そういう決まりを作っても、在学中から
就職活動をやってしまうというのは止められない
のだろう。

しかも、卒業してからじゃ大学もサポートし辛い
だろうしね。理系の学生みたく少人数で
指導教授と関わりを持てるならともかく、
文系とかだとそういう人脈も作りづらいんじゃ
ないのかな?

学生センタみたいなところが対応するにしたって、
既卒者をどう判別するかが鬼門になってきそう。
個人認証のためには、既卒者にも学生カード的
なものを配布する必要が出てきたりするとか
考えると、やはり現実的でない。

何より、これは個人的な意見だが、就活レベルで
大学の勉強がおろそかになるという意味が分からない。
自分だって、ひと月足らずではあったが、就職活動
はしたし、その期間だって、滞りなく研究は進めて
いたんですが ^^;

そもそも就職活動で拘束される時間なんて、
エントリーシート記入時間と、週末の面接
時間くらいじゃねぇのか?
それでなんで勉強ができなくなるの?
ただ、やりたくないことの理由を不況の
せいにしているだけではなくて???

自分の経験では、エントリーシート記入に
半日くらいで、面接が、技術者面接 +
人事部長クラス面接とかで、2 ~ 3 日
の拘束ってところ。

#まともに勉強してきた人には、SPI の
#勉強時間なんていりません。
#事実、自分は全然対策してないんでw

まー、うちの場合は、自分の指導教授が
その道の超有名人で、どこの会社も
うちの先生とのつながりを求めていたという
のもあったとは思う。

ただ、うちの研究室で同じ半導体分野に
就職しようとしていた奴でも苦労してた
奴もいたし、それだけでないのは確か。

一応、自分を担当してくれた面接官からも、
何人も見た中で君と〇〇さんは本当に
記憶に残っているって言ってもらったし、
何より、その面接官は、自分の指導教授が
誰かも知らなかったらしいw
#後日、君、〇〇先生のとこの生徒だったんだね。
#なんてフツーに言われたんでw

あ、話が激しくそれましたw

ちなみに、もっと本質的なことを言うと、
既卒者でも新卒扱いになれば、機会が
増えるんで、就職しやすくんじゃない?
なんてのは完全な間違い。

企業的な扱いでは、新卒枠で応募出来るだけで
内部では、完全に既卒者として扱われる。
しかも既卒者のイメージというのは、去年
どこも採りたがらなかった人って感じ。
となれば、そんな人材採るところはあるまい。

同じくらい有望な人材であったなら、
前年どこからも採用されなかったような
いわくつきの物件よりも、新卒を求めるのは
道理ってもんだろう。

下手したら、エントリーの段階で
落とすような企業だって出てこよう。
となれば、いよいよこの提言には
意味がないし、そうでなかったとしても、
今の新卒採用枠が拡大されるわけでもないので、
今よりも多い人数で今と同程度のイス取り
ゲームを行うだけで、なんら状況は
改善してないじゃんか。

なんでこんな簡単なことが分からないのかな?

しかも、今の政権で、今まで微妙な人材の
受け皿になっていた派遣の規制強化をして
しまったもんで、イスとりゲームのイスは
さらに減ってしまった。
こんな状況じゃ就職できない人が増えて
当然でしょ。

そこを改善しないで、こんな小学生みたいな
提言でお茶を濁そうとするこの団体こそ
仕分けすべきだ。

とにかくさ、個人的には、小中と優劣をつけられずに
来た人間たちが、高校、大学と無難なところに
進学し、やはり競争もないまま生きてきたにも関わらず
突然就職活動なんて相対評価の場にさらされ
戸惑っている、現状はそんな感じに見える。

学校の成績は、絶対評価でも良いかもしれないが、
小さい頃から、相手との力関係で決まる世界が
あるということをちゃんと教えておかないから、
大した挫折もせず、淡々と大学までコマを
進められてしまうのだ。

それなりの高校や大学を受験したことのある人なら
分かるこんな簡単なことすら、理解出来ていない
人材を生み出している今の教育は間違いなく悪だ。

ゆとり教育がどうこうなんて問題ではない。
競争が悪だという風潮そのものが悪なのだ。
自分たちの頃はまだ相対評価で、いくらテストで
95 点を取ろうと、それ以上の点を取れる人間が
学年に 10 人もいればもう最上級評価はつかない。

『努力は必ずしも報われない。』
こういうことを教えるのも教育の重要な
役割だと思うんだけどなぁ。。。
#もち、努力のない成功もないってこともねw

ただ、そういう世代にあっても優秀な人間は
本当に優秀なので、出来る出来ないの
2 極分化が自分たちの世代よりも
ひどくなっているのが今の世代なんだろう。

できないところばっかり見ちゃったり、
無意識に今の経験を積んだ自分と比べちゃうから
今の若い者は、、、なんて言っちゃうのかも
しれないけど、実際は新入社員なんて
いつの時代でもそんなに変わるもんでも
ないんだと思う。

とにかくさ、そんな無駄な提言するくらいなら、
2 極分化した下の方の分布に属する人間に、
どんだけ自分がダメか理解させて、死に物狂い
で頑張らせるのが第一だろ?
その第一ハードルが、失敗したらその後
かなり不遇な環境に置かれる就職活動ってのは
かわいそうすぎるよ。

新入社員の大量雇用ってのは、年功序列、
終身雇用という日本の文化に根ざしたもの。
しかも、いつ来るか分からない人材よりも、
一定の期間に大量に集まるので、
面接官などの現場の負担を和らげるという
意味でも、これ以上の手段はないと考えると、
この制度は今後も続いて行くのだろう。

社会が人に合わせるのか、人が社会に合わせるのか
ということであるが、不況期にあれば、後者であるのは
言うまでもなかろう。

社会なんてモンは、所詮人が作るもんなので、
これは言い換えれば、どれだけ権力者の犬に
なれるか、、、ということとイコールなのかもしれない。
#そう考えるとちょっとウツなんだけどさw

ただ、そういう適用力は必要よ。どこに行ってもねw

あ、ちなみに、個人的に年功序列、終身雇用制度は
そんなに悪だとは思っていないので、新卒者の
一括雇用ってのも、自分は悪だとは思っていません。
そういう社会にあって、自分がどう生きるべきかを
真剣に考えろ!と言いたいだけですw

あくまでそういう立場の人の意見だと思ってくださいなw

まー、そんな感じ。

そんなこんなで。
では。

0 件のコメント: