ども。たです。
本日開催の年末グランプリ有馬記念を以って
その華々しい競走馬生活に終止符を告げた
キタサンブラック。
引退レースだけに目一杯の仕上げを受け、
オルフェーヴルのような圧勝劇を繰り広げるか
と思われたが、まるで競馬というものを
理解しているかのような着差での勝利に、
むしろこの馬らしさを感じたのは自分だけでは
あるまい。
自分がこの馬の存在に気付いたのは、
キタサンブラックが 3 歳のセントライト記念
だったと記憶している。
それまではドゥラメンテ世代の可哀想な牡馬の中の
一頭でしかなかったのだが、セントライトの
勝ち方を見て、少なくともドゥラメンテの居ない
菊花賞と有馬記念はこの馬のものだと思ったのを
覚えている。
#ま、実際は有馬記念、ゴールドアクターの
# 3 着だったわけですが ^^;
その時のイメージは、劣化版マヤノトップガン。
長距離はそれなりに走りそうだが、中距離以下じゃ
勝負にならないかな?と思っていた。
そんなイメージが一蹴されたのが、2016 年の
ジャパンカップ。府中 2,400m を危なげなく
逃げ切る姿に、これはシンボリルドルフクラス
かもしれないと思ったのを覚えている。
そこまではスタートの上手い逃げ・先行馬という
イメージだったので、型にはまらないと弱さを
見せると思っていた部分もあったが、ジャパンカップ
を見て、単一ラップを刻む自在馬が、結果的に
逃げているように見えるだけという結論を得た。
だから、天秋の出遅れを見ても位置取りに関する
不安はなかったし、むしろ自分の認識を確認できる
という意味で、あの出遅れは期待していたものですらあった。
あ、一応基本的な部分にも触れておきましょうか。
キタサンブラック。
父ブラックタイド、母シュガーハート、
母父サクラバクシンオーという血統的には
あまりパッとしない馬。
父ブラックタイドは、勝鞍スプリング S (GII)
程度で、ディープインパクトの全兄である
という事実がなければ、おそらく種牡馬になれなかった
と思われる馬。
#ちなみに、ディープインパクトの全弟である
#オンファイアも同じ理由で種牡馬入りを果たしている。
ひとえにディープインパクトと同じ血統を
安価に後世に繋ぐという目的のみで繁用が
決まったと言っても過言ではないブラックタイドが、
数少ないチャンスをきっちりとものにする
姿に「よし。自分も。」と共感を覚えた人も
居るのではなかろうか。
この辺は、地方の星ハイセイコーやオグリキャップ
のフィーバーとも理由がかぶるところが
あると思われる。
また、大種牡馬サクラバクシンオーの血を
継ぎながら、得意な距離が短距離でなく
中距離~クラシックディスタンスにあった
というのも血の不思議さを感じさせ、
面白いところであった。
自身の丈夫さに裏付けされたハードトレーニング
と超短距離血統という部分、さらにはその
優秀な競走成績がミホノブルボンを想起させ
懐かしさを感じた往年の競馬ファンも少なくない
はずである。
#自分がよくキタサンブラックに対して、
#ミホノブルボン級と言及していたのも
#ここに理由があったりします (*´ω`*)
キタサンの活躍を受けてシュガーハートの 2017 は
再度ブラックタイド産駒のようなので、キタサン
の子どもの前に、またひと夢見れるかもしれません (´∀`)
#まぁ、キタサンブラックは突然変異タイプだと
#思っているので、おそらくはオープンに上がれる
#かさえ怪しいところだとは思うけど (´・ω・`)
予想だけ言えば、クイーンズリングという、
もう一頭の目一杯仕上げの引退馬入れるの
忘れてて散々な部分もあったが、まぁ、
キタサンブラックの強いレース見られたし、
十分なクリスマスプレゼントでした (・∀・)
あ、面倒でまとめてないけど、秋あまり予想してない
こともあり、年間収支は無事プラスです (*´ω`*)
そんなこんなで。
では。
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